練習用指揮棒の作り方 練習用指揮棒の必要性を感じ、自作している棒の作り方について写真を交えて紹介します。
ご意見がございましたら瀬までどうぞ。
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必要性を感じて 1)以前に指揮の先生がグラスファイバー製の指揮棒で本番中にご自分の鼻を突き、出血のため救急車で運ばれたことがある。私はそれ以来木製の指揮棒を愛用するようになった。下の写真では上が木製、下がグラスファイバー製である。
2)木製の指揮棒を練習時間に使用していると、すぐに折れてしまう(写真下)。原因は譜面台を叩き過ぎることであった。アマチュア楽団では初見合奏から本番直前まで打音でテンポを取る必要のある場面が多い。下の写真で新品(上)の棒も1回の練習で折れて(下)しまう。値札を見ると600円と書いてあった。
3)さい箸だけで練習時間に使用した。握る部分がなく、叩く振動も伝わって手が痛くなった。
4)ワインを開栓した後のコルクを付けてみた。もちろん本番用の指揮棒よりも重いが耐久性と握った感じが両立し、練習時間にはこれを愛用することとなった。
5)本番を迎え、何と軽い指揮棒なのかと感嘆した。「巨人の星」の大リーグボール養成ギブスではないが日頃の感覚で持つと本番の棒さばきが大変軽やかで快適であった。
6)今では練習時間と本番で使い分けるのが日常的になって久しい。
7)練習専用の指揮棒は耐久性に優れているが、1年も使えば下(廃棄するもの)のとおり。次のために作り貯めしておく必要がある。
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用意するもの ■新たな出費は4本セットのさい箸を200円で買っただけ。1本あたりわずか50円でできるのです。
1)さい箸を必要本数だけ。竹材よりも柳材方が弾力と安全性が高いと思います。(30cmでは短いかもしれません。好みに合わせて用意してください。)
2)ワインのコルクを必要本数だけ。
3)ドリルと直径3mm程度のドリル刃。
4)6.5mm程度のドリル刃。
5)木工用ボンド。
注)コルクは慎重に開栓したものを使用する。割れていたりするとうまく作れない。
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作り方 ■作り方といっても容易に想像ができるでしょう。穴開け時の力の加減がポイントです。
1)コルクに3mm程度のドリル刃で中央に穴をあける。コルクは下5mm位は貫通させずに残しておく。
2)続いて6.5mm程度のドリル刃で穴を広げる。
3)さい箸が入るように穴を調整して木工用ボンドを適量入れる。
4)さい箸を入れて乾くのを待つ。1時間程度待って乾けば使用可能。
5)私の場合、練習用の指揮棒は一度に10本は作るようにしている。下の写真は2003年9月に高校生と共に製作した練習用指揮棒。12本が600円で出来上がりました。
.2003.10.5
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