中国の自然保護区は1227ヵ所

  12月29日は「生物多様性のための国際デー」であることから、国家環境保護総局の担当者は28日に北京で中国の自然保護区に関するデータを発表した。それによると、今年年末現在、中国の自然保護区は1227ヵ所で、その総面積は9820万8000ヘクタール、国土面積の陸地部分の9.85％を占めている。この割合は世界の平均水準以上であり、種類が豊富で広範囲にわたり、多様な機能を持つ自然保護ネットワークが基本的に形成されている。

  国務院の認可を得て設立された国家級自然保護区は155ヵ所で、面積は5751万5000ヘクタール、国土面積の6％近くを占めている。うち長白山などの19ヵ所が「国際人と生物圏の保護ネットワーク」に加盟し、7ヵ所が国際重要湿地の名簿に登録され、3ヵ所が世界遺産の自然遺産に登録されている。同担当者によると、中国では自然保護区の管理が非常に手薄であるという。同氏は「今後は自然保護区の発展速度を重視する方針から、管理の質を重視する方針へと改め、保護が必要な地区を早急に自然保護区と定めることと保護区の質を高めることの二つを重要な原則として、法執行を厳しく行い、管理体制を強化し、自然保護区の生態環境と社会への効果や利益を最大限発揮させる」ことを明らかにした。

  「人民日報」2000年12月29日5面

ML中日網橋

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