日本フランス語教育学会入会案内
日本フランス語教育学会は、フランス語教育に関する理論や実践の研究を目的とする学術団体です。
本会は、1970年に「日本フランス語教授連合」Association Japonaise des Professeurs de Françaisとして設立され、1979年に「日本フランス語教育研究協会」と改称され、1989年に現在の名称となりました。設立当初より、国際フランス語教授連合Fédération Internationle des Professeurs de Français (FIPF)の加盟団体として活動しており、1996年には慶應義塾大学において第9回世界大会を開催し、これまで執行部に何名かの代表を派遣しています。
1973年より学会誌『フランス語教育』Enseignement du français au Japonを年に1回刊行し、これは2006年にRevue japonaise de didactique du français, Études didactiques, Études francophonesとして刷新され、年に2号を刊行しています。この他に会員に向けて、会報Bulletinを年に2回刊行し、さまざまな情報提供を行っています。
本学会は、一年に2回、春は東京で、秋はそれ以外の都市で大会を実施し、会員の研究発表をはじめ、フランス政府招聘講師による講演、シンポジウム、アトリエなどを実施しています。また、2006年より、日本フランス語フランス文学会ならびにフランス大使館と、フランス語教育研修会「スタージュ」を共催し、教員研修にも積極的に関わっています。
会員は、学会誌への投稿、大会発表、学会誌ならびに会報等をうけとることができるとともに、フランス語教育研修会「スタージュ」に参加することも出来ます。現在の会員はおよそ700名で、その2割がフランス語を母語とする会員で、会の運営には日本語とフランス語の2言語を使用しています。
2003年より、東京日仏学院などのフランス政府文化ネットワークや、フランス語圏在外公館などと連携して、「フランコフォニー・フェスティヴァル」を実施し、2004年には、国内外のさまざまな場面でフランス語を使用する日本人の証言を集めた『フランス語で広がる世界』(駿河台出版社)を編集、刊行し、日本におけるフランス語教育の発展、フランス語普及に努めています。