兄が出頭呼び掛け=逃亡中のサラ容疑者-仏テロ
【パリ時事】パリ同時テロに絡み仏ベルギー両当局が行方を追うサラ・アブデスラム容疑者(26)の兄モハメドさんが17日、仏BFMテレビに出演し「出頭して司法の場で全て明らかにした方がいい」と弟に呼び掛けた。
米CNNテレビによると、モハメドさんは29歳。弟や、13日のテロ現場のバー付近で自爆した兄ブラヒム容疑者(31)と共にベルギーの首都ブリュッセル近郊モレンベーク地区で暮らしていた。
モハメドさんは弟について「(イスラム教の)戒律を守って祈り、酒は飲まず、モスク(イスラム礼拝所)にも通っていた。ブラヒムと一緒に断食もしていた」と敬虔(けいけん)なイスラム教徒だったことを回想。半面、服装は「ジーンズやセーターなど一般的なものを着ていた」と普通の若者だったことを強調した。 【時事通信社】